ご成約を頂いておりましたMY1966 PORSCHE912 Bahama yellowの納車整備が進んでおります。
エンジンを降ろした方が確実なために、エンジンを降ろしての整備に予定変更しました。
載った状態では判断できなかった燃料ホースの劣化も見つかりました。ももちろん交換です。
タペット調整も楽に作業できますね!
定番の前後オイルシールからのオイル漏れです。
ジェネレータースタンドのパッキンからも滲みがあったので清掃と同時交換です。
GT3などのセンターロック・ホイールナットを締め付ける大型トルクレンチにて確実に締め付け。
しかし、このトルクレンチは60年前にもあったんでしょうか??
クラッチは十分な残量が残っているので、摺動部へグリスアップして再利用です。
各部の部品を実際に手に取ると、55年前の部品の精度や質感が非常に優れている事を感じます。初代オーナーさんや初期に整備をされていたメカニックさんは2020年にもこの車が走っている事を想像していたのでしょうかね?
そんな事を考えながら整備を楽しんでます!
エンジン単体はほぼ完成です。
FLAT4サウンドを堪能できるまで、今しばらくお待ちくださいませ!